2021年7月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要
関西みらい銀行の7月販売金額ランキング1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは国内のREIT(不動産投資信託)に投資し、東京証券取引所が算出・公表している「東証REIT指数」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。7月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 0.7%
3カ月 5.3%
6カ月 18.6%
1年 33.8%
新型コロナウイルスの感染拡大によって、株式市場は上値の重い展開が続いているものの、J-REIT市場は9カ月連続で上昇している。国内外で長期金利が低下しており、利回りを求める資金がJ-REIT市場に流入しているからだ。同ファンドには7月に約39億円の資金が流入しており、REIT型ファンドで資金流入首位となった。8月も資金流入が続くかどうか注目だ。
全体を見て:REIT型ファンドの人気が高い
関西みらい銀行では、REIT型ファンドが上位に多いことが印象的だ。4位の「ニッセイ世界リートオープン(毎月決算型)」は、海外のREIT(不動産投資信託)を投資対象にする毎月分配型ファンド。7月末時点における騰落率は、以下の通り。
1カ月 1.9%
3カ月 5.2%
6カ月 23.3%
1年 42.3%
国・地域別組入比率では、米国の73.7%が最大となっている。7月、米国では金融緩和が長期化するとの思惑から長期金利が低下。REIT市場は上昇した。イギリスや欧州地域なども米国と同じような動きとなっており、同ファンドは7月もプラスリターンとなった。1年間のパフォーマンスを見ても高いリターンとなっており、8月以降もランキング上位になる可能性は高いだろう。