2021年7月、りそな銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要
りそな銀行の7月販売額ランキング1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価は、2月に30,714.52円の高値をつけたものの、その後は上値の重い展開が続いている。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないからだ。ただ、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。リバウンド狙いの個人投資家の買いが入るからだ。りそな銀行でも、株価が下がる局面で同ファンドに買いを入れた顧客が多いと考えられる。日経平均株価は8月も上値の重い展開が続いているが、同ファンドに買いが入る傾向は続くだろう。
全体を見て:「りそなラップ型ファンド」シリーズが人気
「りそなラップ型ファンド」シリーズが3本ランクインしている。ラップ口座とは、金融機関の専門家が包括的に資産管理・運用を行うサービス。「りそなラップ型ファンド」はリーズナブルなコスト設計で、ラップ口座のようなサービスを少額から始められるよう設計された投資信託である。「りそなラップ型ファンド」には、以下の3つがある。
■りそなラップ型ファンド(安定型)
信託財産の中長期的な安定性を重視した運用を行う。
■りそなラップ型ファンド(安定成長型)
信託財産の中長期的な安定性と成長性のバランスを重視した運用を行う。
■りそなラップ型ファンド(成長型)
信託財産の中長期的な成長を重視した運用を行う。
7月の販売ランキングでは、「安定型」が3位、「安定成長型」が4位、「成長型」が6位にランクインしている。同シリーズの人気は高いので、8月もランクインする可能性は高いだろう。