2021年7月、SBI証券で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の概要
SBI証券の7月販売金額ランキング1位は、「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」だった。同ファンドは、米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。また、信託報酬が年率0.0938%(税込)程度という業界最低水準なのが人気の理由だ。そして、6月末時点における収益率は、以下の通り。
1カ月 2.87%
3カ月 8.47%
6カ月 23.58%
1年 45.77%
7月になってもS&P500種株価指数は過去最高値を更新するなど、米国株式市場は好調な環境が続いた。高いパフォーマンスと低コストを背景に、8月以降も同ファンドの人気は、継続する可能性が高いだろう。
全体を見て:国際株式型ファンドが7本ランクイン
SBI証券では、7月も引き続き国際株式(外国株式)型ファンドの人気が高い。10位以内で7つが国際株式型になっているのだ。そして、S&P500種株価指数などの指数に連動するインデックスファンドが多い。4位と5位は、業界最低水準のコストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズである。4位の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は、新興国も含む全世界の株式に投資。5位の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は米国を代表する株価指数であるS&P500種株価指数に連動を目指すインデックスファンドである。インデックス型投信の純資産は、6月に15兆を突破。その原動力となったのがS&P500種株価指数などの米国株に連動するインデックスファンドである。7月になっても、米国株式市場はNYダウやS&P500種株価指数などが過去最高値を更新するなど、好調な環境が続いている。8月以降も国際株式型のインデックスファンドの人気が継続するかどうかに注目だ。