2021年6月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ひふみワールド+」の概要
福岡銀行の6月販売件数ランキング1位は、「ひふみワールド+」だった。同ファンドは、日本を除く世界各国の株式を主要対象とし、成長性が高いと判断される銘柄に投資するアクティブファンド。6月末時点の騰落率は、以下の通り。
1カ月 4.37%
3カ月 9.82%
6カ月 22.37%
1年 49.02%
設定来(2019年12月~)50.50%
「ひふみ」シリーズを運用しているレオス・キャピタルワークスは、5月に運用資産残高が1兆円を超えた。「ひふみワールド+」の純資産残高も1,500億円を超えており、投資家からの人気は高い。7月も福岡銀行の販売件数1位になるかどうかに注目だ。
全体を見て:福岡銀行の6月ランキング上位には外国株式ファンドが多い
福岡銀行の販売件数上位10ファンドのうち、6つが外国株式ファンドである。3位の「ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド」は、日本を含む世界各国の株式を投資対象とし、中長期的な値上がり益を目指すアクティブファンドである。ベイリー・ギフォード社は、100年以上にわたり長期投資で実績を積み上げてきた運用会社。長期の視点で高い成長が期待できる銘柄を保有するという運用哲学を持っている。同ファンドの5月の騰落率はマイナス3.8%だったが、5月末時点の1年間の騰落率は65.9%となっている。設定来(2019年1月~)の騰落率も139.9%と高い運用実績を残していることから、7月も福岡銀行の販売件数ランキング上位に入る可能性は高いだろう。