2021年6月、関西みらい銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」の概要

関西みらい銀行の6月販売金額ランキング1位は、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」だった。同ファンドは、国内のREIT(不動産投資信託)に投資し、東証REIT指数(配当込み)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。東証REIT指数(配当込み)は昨年末から上昇傾向を強め、今年6月には過去最高値を更新した。そして、REITファンド全体では利益確定売りが優勢になっているにもかかわらず、「ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)」は買いが集まっている。5月末の純資産残高は4,191億円となり、1年間で1,364億円の資金流入があった。そして、インデックスファンド全体でも第2位の規模となったのである。関西みらい銀行でも5月に続いてのランキング1位となっており、人気が高いことがわかる。7月もランキング上位に入る可能性は高いだろう。

全体を見て:上位には海外株式型ファンドが多い

海外株式型ファンドが3本ランクインしている。これは、投資信託全体でも同じ傾向がある。モーニングスターの集計では、6月の純資金流入額上位25本のファンドのうち、18本が国際株式(海外株式型)ファンドとなっているからだ。関西みらい銀行の6月販売金額ランキング2位になった「ひふみワールド+」はレオス・キャピタルワークスが運用するアクティブファンド。日本を除く世界各国の株式を主な投資対象とし、成長性が高いと判断される銘柄に投資する。6月末時点の騰落率は、以下の通り。

1カ月 4.37%
3カ月 9.82%
6カ月 22.37%
1年  49.02%
設定来(2019年12月~)50.50%

好調なパフォーマンスを背景に、同ファンドには資金流入が続いている。6月末の純資産残高は1,583.67億円と、1,500億円を突破した。7月も関西みらい銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。